2019年8月30日金曜日

あぁここにも…情報届かず町民の困惑があった 大磯港賑わい交流施設の例

 昨日は遅れに遅れた大磯港賑わい交流施設の起工式がありました。前日の荒天から打って変わり、好天の中で行われました。私は集客をはじめ「無理のある計画」として反対し続けてきました。でも、反対だからと不参加にすることはできません。議会が町長提案を可決し、予算が通れば執行されます。(執行しなくても法的な瑕疵はありませんが)税金の使われ方のチェックのために現場に行きます。

 この日、式の終了後に商工会、観光協会の有志の方々の要望を受け、議員有志と懇談会があり、参加しました。まず提示されたのは「考え方の違いを確認したい」ことでした。工事の変更契約を意識されたと思いますが、直接そのことに触れられることはありませんでした。

 あぁ、ここにも・・・と思ったことは、賑わい交流施設に関して
「情報がなく、歯がゆい思いをしてきた。(指定管理者の)川場と会ったのが6月。早く会いたかったと川場の社長から言われた。売られるものはほとんど川場の物かと思っていたら、地ビールとヨーグルトだけと言われた。売り場のかなりの部分を大磯の物で埋めなくてはならないことがわかり、我々も大変になった。買ってもらわないと収益にならない。商品を売りたい人の募集はあったが、(手数料など)具体的な条件がわからないので、応募を見送っている人も多いのではないか。これからは商工会が窓口になると思う。10月1日に川場に見に行くことにした。平塚などでも同じような計画があるので、競争がある。議員の知恵を借りたい」と熱意や思いが語られました
 出席者で「指定管理者の応募書類」「プレゼンの内容」「選定経過、評価」「契約内容」をご存知の方は誰もいらっしゃいませんでした。私は「町の活性化のための事業。町の生産物の活用が基本です。今日の話は1年前に始めることができたのですが・・・」と発言しました。6月議会で質問した議員も驚いていました。町が「参考資料」として、事実を明らかにしていれば、こんなに遅れることはなかったと思います。工事請負契約の反対討論の中に「指定管理者の動きが見えない」ことも加えましたが、懇談会で具体的な問題点が見えてきました。

 工事請負金額を上乗せしないと建物が立たない部分は「高圧受電設備」部分でしょう。「町の活性化」に総論として、異論はありません。起工式を行った以上、早急に進めなくてはならないことは、これからも意見交換を活かし、できることを協力していきたいと思います。