2015年8月20日木曜日

異議あり!旧吉田茂邸で「日本人としてのプライドの再確認」!

 私は旧吉田茂邸の再建には一貫して反対しています。理由は焼失したものを国の税金(交付税)を投入してまで行う意味が無いこと、町民の8割以上が「必要なし」と言っていること、町が再建主体を引き受けた結果、維持管理費は全て町の持出しになるからです。
 昨日(8/19)大磯町議会・福祉文教常任委員会協議会で、旧吉田茂邸の再建工事の進捗状況と、利活用についての中間報告を傍聴しました。
 5億円の再建費用のうち、半分は国の社会資本整備総合交付金をあてる見通しがまだたっておらず、国・県と調整中と発言があってびっくり!国庫や県費の財源の増減はありますが、全体をもって「調整中」というのは前代未聞です。いったい何がおきているのか、次の報告を待とうと思います。
 タイトルの「異議あり!」は、庁内組織の(町幹部職員等がメンバー)旧吉田茂邸再建検討会議の中間報告中、目にとめた文言です。
 再建後の建物は、町の郷土資料館の別館として機能させます。別館の役割として、「日本人としてのプライドの再確認! 激動の時代を駆け抜けた吉田茂の生涯、息づかい、時代背景等をとおして、日本人の誇りを伝える」とあります。
 職員の発想と受け取るには無理があり、政治家の存在を感じます。郷土資料館は博物館です。このような評価をすることは問題ですので、申し入れをしていきます。