2019年9月23日月曜日

これもおかしい H30年度「臨時財政対策債」の起債は年度末と年度明け

 大磯町の「ため込み体質」が、こんな形でおこなわれていようとは!! H30年度決算の資料で気が付いた「臨時財政対策債」の利率の差。一つは財務省から借り入れた3億円、0.01%。もう一つは1.8億円を借りた(地方)金融機関の0.007%です。
 違いを質問したところ「支払いにめどがついて、有利な利率で借り入れることができたので…」とワケわからん!の答弁。
 借り入れたのはいつ?と聞いたら「3月25日と5月30日」だそうで、ひっくり返りそうになりました。確かに出納閉鎖前だし、借り入れにあたっては、県(国)とも協議・調整するので、法的には問題ないのでしょう。
 H30年度決算は6億980万円の黒字です。3億円はともかく、1.8億円を借りなくても十分やりくりはできました。私は正解はそこにあるのではなく、ムダな事業による借金をしないで、入札等による余ったお金を必要な事業にあてるべきと考えています。

 何にでも使える貯金、財政調整基金の今の残高は9億5500万円に達します。町長がその気になれば中学校給食の自校方式の調理場は借金をせずに建てることができます。
 ため込んで何に使うのか。大磯港、明治記念、駅周辺整備など、大型事業を進めながら「予算がないから」と、町民の生活に必要な道路や公園の補修の見送りを続けることは問題です。
 予算編成の最終責任者はもちろん町長です。決算審査の中で「照ヶ崎プールの噴水の故障」の予算要求は、担当者は上げましたが、どこかの時点で切られたことが他議員の質問でわかりました。<怒>

※臨時財政対策債・・・国が町に支払うべき地方交付税の不足分を、町が借金をしますが、あとで全額国が返すことになっています。